晴天の雷電

日常の発見。Out of the blue

Le☆S☆Ca1st Live グローイングを見届けて

5月20,21日に行われたLe☆S☆Ca1st Live グローイングに現地参戦してまいりました。

場所は少し強い海風が吹き寄せる千葉県は幕張メッセ

この地は昨年のアニバライブDay1,2の開催以来です。今回は物販の10ホールとライブ会場の11ホールが隣り合っているので、アニバの時みたいに移動で苦労する必要が無く快適でした。

感想は以下のリンクから飛べますのでぜひ↓↓↓

 

Day1/Day2セトリ

まとめ

 

さて、ライブの前といえば物販と展示物鑑賞です。

今回の物販の個人的目玉は「3年前辞めた会社の上司に貰った、あっち向いてもこっち向いても人生はジェットコースター、なんて文字が書かれたハワイ土産の」コースター!この発想からグッズ実現化にこぎつける企画力には脱帽です。正に顧客のニーズにヒットしているグッズだと思います。

こちらが実際の写真↓

実際結構しっかりしていて、日常で全く問題なく使えるところが良い感じです。

お値段も手ごろで、両日とも売り切れていましたね。

さて、コロナ禍で長らくお目にかかることができなかったフラワースタンド(以下フラスタ)が今回から復活していました。支配人さんたちが合同で贈っているものもありました。素敵!中央には本ライブのジャケ絵のスタンドがありました。フラスタに囲まれて華やかさが増してます。恒例になったゲームチャレンジも盛況でしたね!あとは出演者へのプレゼントも復活してました。

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入場して驚いたのがステージ構成。360°ビューで見渡せる感じだったので、単純にステージを一方向から見る従来のライブとは少し異なっていた感覚です。

ざっくり下記のようなステージ構成でした。

中央ステージを囲うような形でA,B,Cブロックが配置されてました。実質全席アリーナです!(運営さんありがとう)

そして今回からは声出しok!(付帯条件:マスク有)

ファーブの影ナレが聞こえた時にオオ!という声が、まあ自分も出してしまいました笑

注意事項を読み終えた後のはーい、という声も久々に聞いたというか(上映会で聞いてはいますが)、ライブならではですね。この開演前の歓声はスタンばっていたキャストさんたちに勇気を与えたようで。声を出す、ということも大事ですね。

Day1/Day2セトリ

1.Yellow

"はじまりのうた"としてふさわしいこのYellow。舞台の中央から3人がそれぞれの三角形の辺に向かって歩き始めるシーンには嬉しいどよめきが起こってました!ちなみにDay1の席はCブロックでレナ役の飯塚さん側、Day2はBブロックでホノカ役の植田さん側でした。(Aブロックはキョーコ役の井上さん側です。ここがステージ正面にあたるのだと思います)明るい曲調のこの歌でナナスタライブの時も登場してた記憶がありますが、Le☆S☆Caの単独の幕開け曲がYellowで本当に良かった・・・

2.タンポポ

イントロでグッとくるものがあるのがタンポポ。かかってきた瞬間に甘酸っぱさ満載の雰囲気に会場が包まれたような気がします。サビの"君だよ~"で支配人の綺麗な合唱が響いてたのもポイント。

3.SUN SUN SUN

Le☆S☆Caの明るい方の曲で個人的に一番推してるのがこのSUN×3。一言でいうと、"ハジける夏"を体現した曲だと思います。3人の元気なダンスも目を離せません。”おめでとう~”と"サンサーンサンサンササンサン"の振り付けが好きです。

4.Summer Squash

こちらは新アルバムから初披露。夏曲を連続で持ってきたのは正解だと思います。比較的イントロから耳に入ってきやすい音だったので、会場が程よくあたたまったところに新曲はナイスでした。”教えてくれたトキメキ・・・"から会場でテンポの良いクラップが入るのがまた一体感を出していてライブ感がありました。

5.ひよこのうた

曲に入る前のMCで、冒頭の振り付けを伝授していただきました!

凄く楽しくて、すっかり頭に入ってしまいました。鶏のとさかを最後に作る場面で、全員頭の上に左手をくの字に持ってきているのは笑えましたが、多分ステージから見たらもっと面白いことになってたんだろうなと勝手に想像してしまいます(笑)

人差し指立てる系(勝手に命名しました)の振り付けで好きなのはKARAKURIのB.A.A.Bの"keep in keep in mine"があるのですが、今回のでLe☆S☆Caのひよこのうたの振り付けも楽しい!と思い、次のライブでは真似をしてみようかなと思います。

 

Interlude-1-

前半のひよこのうたのピアノアレンジすごく良かったですよね!?クラップも合わさって楽しい待機時間になりました。

後半のアレンジは鳥肌が立ちました。真っ暗闇で何もない空間で、全てを無にしてずっと浸っていたいような音でした。(月の裏側とか。)この音源アーカイブ以外で聞けないでしょうか?このアレンジだけでお金取れますし、ノベルゲームに実装しても全く違和感無いレベルだと思います。運営さん、ぜひ音源化お願いします<(_ _)>

 

6.トワイライト

黄昏時。夕方。薄暮。色んなワードが頭をよぎって消えていきました。

登場した3人は青基調の衣装。始まり方が天才的すぎます。この曲の振り付けで好きな場面は"冷たい風が吹きさし・・"の箇所です。後ろで鳴っているバスドラ(キックドラム)の重い音と力強い振り付けが絶妙にマッチしていて好きです。ラストでLe☆S☆Caの3人の姿顔が影で隠れ見えなくなり、青の衣装の部分だけ暗闇に浮き出して見えるライティング演出は必見ですね。

7.Behind Moon

トワイライト→ビハムン曲繋ぎには脱帽です。現地で映像に移されたMoonはまさに月の裏側。この曲も緩急のついた振り付けが好きです。(振り付けのことばっかり言ってますが、良くないですか!?!?(同意を求める顔))

8.恋をして

途中からトロッコで外周を回りながらの歌唱でした。恋をしてでトロッコは初めてだと思ったので、ステージより近く間近で歌唱する3人のパフォーマンスも素晴らしかったです。指ハート♡でファンサしてたりしましたね。ラスサビ前でキョーコ役の井上さんのトロッコが本当の目の前に来た時は、なんというか頭が真っ白になりました。(Day1 C3ブロックの支配人より)ナナシス声優さんこんなに近くで拝めてただただ幸福です・・・

Interlude-2-

恋をしてピアノアレンジだけでもう泣けてきました。間奏で何回も鳥肌が立ったライブは後にも先にもナナシスだけです。映像とかトライアングル型の照明演出も相乗効果で良い雰囲気出してたと思います。この「間」を飽きさせないという点では超一流ですよね。こちらの音源も配信期待してます。

 

9.Room Light

今回のアルバムで個人的激推し曲がこのRoom Light。お風呂上りの寝る前に飲み物片手に聞いてみてください。快眠できます。

3000ケルビンほっとさせて、という歌詞通りに自然と力が抜けてきます。

Good Night 今日のわたし、という歌詞通りにお休みできます。

Good Luck 明日のわたし、という歌詞通りに明日に希望を預けることができます。

全体通じて歌詞が一人暮らしにすごく共感できる部分があるんですよね。私も社会人一人暮らし3年目になりますが、ストレスの多い日常では何も考えずこうやってリラックスする時間が必要なんですよね。そんな人にピッタリの曲です。

現地モニターでは両端に透明なカーテンが揺れていて、Roomの雰囲気がすごく出ていたと思います。たいくつりぼんもこういう演出がピッタリ合うのではないでしょうか?次のアニバライブで勝手に期待してます。

この曲以降の3人の衣装はレナのBDSカード衣装まんまでした。(衣装さんすごい)

10.ナノハナパレット

イントロの軽めのギターフレーズから始まる軽快な音が素敵です。3人の元気なセリフも途中で入ったりするので、新アルバム代表曲なだけあって会場の一体感が感じられました。トロッコとの親和性は抜群だったと思います。この間行った青森県陸奥横浜の菜の花畑でナノハナパレットAcoustic ver.をいつか弾いてみたいですね。(当方、エレキの経験しかありませんが)

11.WITH THE BEST SMILE

冒頭からの掛け声が気持ちよく響き渡っていました。ライブ前日に、ホノカ役の植田ひかるさんがTwitterで掛け声のお手本を示していたので、実質初見でも最適な声出しができた支配人が多かったのではないでしょうか?

サビ最後の歌詞に"You Only Live Once"とありますが、アメリカ在住経験のある著者にはすごく共感する部分があります。もう10年以上前にもなりますが、ある言葉が若者の間で流行ってました。それがこの"You Only Live Once"の頭文字をとった"YOLO"です。年配の方からしたら新手のYOYO(ヨーヨー)か?と勘違いされる人もいらっしゃいました(笑)その当時からこの言葉は強い影響力を持っていました。日本語的にいうと"人生一度きり"でしょうか。人生山あり谷あり、楽あれば苦あり、といいますが、誰しも今の人生は1回きり。迷ったときにはふと思い返したくなるフレーズですね。それがナナシス曲の中で聞けるとは、なんか個人的にとてもエモかったです。

12.ひまわりのストーリー

ペンラが一面の黄色で、映像には疾走感の伴うひまわり畑。Le☆S☆Caらしい夏一色という感じがしてとても好きです。サビで手を上に挙げて左右に振るところがやっぱり最高なんですよね。

13.ミツバチ

このセトリの流れだけで泣けてくるのは私だけでしょうか(泣)

"元気でいるかしら・・・"のところは言うまでもなくこれぞLe☆S☆Caが紡いできた歴史だと思うとこみあげるものがありました。

花びらも最後に上空から舞ってきていたのもよかった。(残念ながら私は1,2日目もキャッチしそこねましたが(笑))フィナーレ感があって、全身で感動を味わえました。

 

14.(Encore 1) cross road

アルバムの最後に位置する曲。過去の色々な想いを秘め、前を向いて歩き続けるという決意の表明。ラスサビ前の"歩いていく今日からわたしは"のところで、3人がステージ中央より少し後ろ側に回って、歌詞とともに3人そろって綺麗に足並みそろえて前に歩んでいくシーンが脳裏に焼き付いて離れません。あそこでさすがに涙をこらえるのが限界になりそうになりました。終始穏やかな音色で、すごくリラックスできる曲でもあると思うのですが、感じるのはLe☆S☆Caの強い部分なんですよね。胸の奥底に大丈夫、と訴えかけるような。そしてLe☆S☆Caは大丈夫だな、と感じました。これからも応援し続けたいと思います。

15.(Encore 2) Make our sound (Le☆S☆Ca ver)

普段でいう全体曲のところでこのナナスタ曲。678アニバライブでも結構出番があったので、確かにナナスタのライブで歌わないのはもったいないので納得の選曲です。

明るめのサウンドなので、Le☆S☆Caとの親和性も高いと思うのは個人的な感想。

声出しありの現場でこの曲を歌うのも多分初めてです。ラスサビのところでロゴ入りの銀テが大量に降り注ぎました。直キャッチしたものと、直で頭に被さってきたものもあったりと、今回はしっかり拾えました(笑)とはいっても、出口のところでスタッフさんが大量に配ってたので、欲しくて取り損ねた人はあんまりいないんじゃないかな。3月の2053ライブ以来、銀テにロゴが入るようになったので需要高まった気がします。

16.(Encore 3) SUN SUN SUN (Day1)

Day1のラストを飾ったのはSUN SUN SUN。大体中盤あたりのイメージでしたが、案外アンコールでもしっくりくる感じがしました。元気なLe☆S☆CaをDay1ラストで見て、Day2への意欲を高める作戦でしょうか?そうであれば奏功したと思いますよ!(笑)

 

 

以下、Day2のセトリ変更分↓

9.(Day2)Room Light(ホノカSolo)

中央ステージから最初上がってきたのがホノカ役のひかるさんだけだったので、一瞬「!?」となったのは自分だけではないはずです!2番のはじめくらいでもしかしたら残り2人も出てくるかな?と思ったのですが、「あぁ、休みって休めないな」を歌い始めた時にやっとこの後の2曲もソロで来るということがわかりました。Le☆S☆Caのソロって正直すごく珍しくて、想像してなかったのですが、ここでやってのけるのは2ndからライブに出ているLe☆S☆Caの貫禄が見て取れました。なんというか、成長?っていうんでしょうか。一人でみんなの視線を集めながら、立派にダンスと歌を最後までやってのける姿には胸を打たれました。

10.(Day2)ナノハナパレット(キョーコSolo)

後ろ側暗幕辺りからトロッコに乗って登場。イントロかかったあたりだと気づいていない支配人も結構いらっしゃったようで、両手を挙げてアピールしていました。(ナナシス放送局談)この曲ソロでどんな感じになるか想像できなかったのですが、最後の方になってキョーコ役の井上さんが涙声になりながら歌ってるのを聞いて勝手に両目が潤んできました(泣)ツンツンしているけど、本当は結構情にもろいところがあるキョーコの役を演じていらっしゃるので、そこがキョーコそのまんまを見ている気持ちになりました。

11.(Day2)WITH THE BEST SMILE(レナSolo)

レナソロのWTBSは模範解答例でしたね(笑)

元気の良いレナ役の飯塚さんと、アップテンポの曲調がベストマッチでした。登場時にアドリブで"盛り上がっていくよ~!"とセリフ挟んでくれたところはナイスでした!(ナナシス放送局談)

 

16.(Encore 3) Yellow (Day2)

Day2ではLe☆S☆CaのはじまりのうたであるYellow。Yellowで始まり、Yellowで終わる。はじまりのうたで幕開け、はじまりのうたでの締め。明日への希望も含まれてると個人的に思っているで、まだまだLe☆S☆Caは続いていく!という想いを確かに受け取った気がします。アンコールはアレンジがきいていたので、今後ゲーム内実装を期待してます!イベントメドレーで映像と共にまた配信して欲しいものですね。

 

 

まとめ

今回Le☆S☆Ca単体で2Dayのライブを無事にやってのけたのには感服します。しかも幕張メッセという大きなハコで。コロナ後の現地声出し初解禁なのも今回のLe☆S☆Caで正解だったと思います。(いきなり盛り上がるとみんな抑えきれなそうですし、演者側もブランクがあって戸惑ってしまうと思いますので)

まずステージ構成が天才的でした。360°どこからでもLe☆S☆Caを見れるという意味では円形でも変わりないのではと思いますが、三角形のすべての辺とトロッコを活用して支配人の近くまで来て等身大の姿を見せるという意味で今回のステージ構成の有効性がうかがえました。初見の驚きとギャップで、来場した支配人たちに心理的に強い印象を与える効果もあったような気がします。(実際あっと言わされましたので(笑))

ステージ端に散りばめられた花と上空のリング状の花輪も凝っていて単純にすごかった。パフォーマンス中やInterludeで大活躍していた三角形状の照明器具演出も圧巻でした。この照明の有無で大分見栄えが変わってきます。(KARAKURI単独の時もすごかった覚えがあります)

あとLe☆S☆Caの3人も後日語ってましたが、1日目で床の継ぎ目を通る際のトロッコのがたつきが、2日目では改善されていたとか。指摘(?)を受けて翌日に即修正するスタッフさん、しごでき(すぎ)、です・・・こういう小さいことも完璧に対応してくれることだったり、演出やパフォーマンスにもできる限りの工夫をほどこす姿勢が毎回最高のライブにつながっているんだと思います。

後は、普段2,3曲しか披露しないユニットが、今回であれば16(15)曲も披露して単独として走り抜けるというこの事実に感激しました。1stがこれだけ大成功を収めていたので、2ndももちろん期待していいですよね!?

Day2後の特報については、2053 2nd、そしてQoP2ndで大歓声が沸き起こってました。もう今から支配人は楽しみで仕方がないと思います(チケットが心配ですが💦)

 

最後に終演後の、夜空にきらめく黄色の"グローイング"とともに1枚。(Day1の後)

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この1枚を撮った後に見返して気づきました。

このライブタイトルの"グローイング"。英語にすると"growing"と"glowing"の2パターンが考えられますが、前者は成長している、後者は淡く光っているという意味。

Le☆S☆Caは最初の頃から成長している、でもまだ成長途中という風に受け取れました。そしてglowという単語を使うセンスが素晴らしかったです。例えばきらめくを意味するdazzleだったり、キラキラ光るを意味するsparkleといった類義語もありますが、Le☆S☆Caには優しい光をぼんやりと放つイメージのglowが最適でしょう。淡いYellowを放ち、今もまだひよこかもしれない(いや、もう立派なニワトリですね)けど、未来へ歩いていく(今日から私は)。「イ」の先端部分が開花前のつぼみというのもロゴに工夫がふんだんに凝らされている証拠です。ペンライトを一本夜空に黄色く照らしてみてください。今回のライブがすべてこの風景に込められているような気がしました。

幕張の地でLe☆S☆Caの勇姿を見れて幸せです。ライブに行くたびに生きる理由が一つずつ増えていくのを感じます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

それではまた!

 

2023.06.03

ライブから約2週間、いまだ余韻を少し残しながら

飛行機雲を追いかけて~AIR聖地巡礼・In summer編(+あとがき)~

2018年に行ってきたAIR聖地巡礼(途中別作品含)、とうとうこれで最後です。

今回はIn summer編のゆかりのある地に足を運びました。

 

訪問日:2018年8月19日

場所は福井県小浜市小浜駅から徒歩数分の閑静な住宅街の中に位置する仏教寺院である空印寺が旅の最終目的地です。

境内には有名な八百比丘尼伝説に関連の深い入定洞があります。

この八百比丘尼伝説ですが、とある少女が人魚の肉を食べた結果、不老長寿を獲得したと言われています。800歳まで生きた後、この境内にある大岩窟に入定したそうです。洞の入口には椿が供えられていますが、これはこの八百比丘尼がことのほか椿の花を愛していたからに由来するらしいです。また、お祈りをすれば不思議な霊験があらわれるとのことなので、訪れた際には悠久に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

In Summer編では、柳也と裏葉が住んだ洞穴のモデルとして出てきます。というより、ここがそうなのです、きっと。

 

こちらは柳也たちが世話になった、知徳法師の住んでいた場所のモデルです。

「俺たちを呼んだのは、知徳法師という高僧だった」

~中略~

「けれど翼人の魂を人に移すことは、小さな器に海の水を移すようなもの。

注ぎ終わるより早く、器は壊れてしまいます。神奈様の魂は間さえなく、輪廻に戻りましょう」

第9話「つき~moon~」より

 

他の訪問場所よりも閑静で落ち着いた場所のため、肩の力を抜いたままあの夏に思いを馳せる時間ができました。旅の終着点としては少し地味ですが、こんな旅があってもいいのでしょう。

 

あとは帰るだけなので、道中で立ち寄った敦賀の写真を載せます。

宇宙戦艦ヤマトの衛生長の銅像がありました。酒瓶かかえて呑んでる姿が目に浮かびます。

スターシャもありました。

近くの中華そば屋で一服。けっこう並んでいたので、有名なお店です。

味は、ちょっと記憶が・・・

この後近江塩津で乗り換えて、関ヶ原とかを通って名古屋へ。そのままお盆ピーク時の混雑の中、列車連結部分に1時間数十分たちっぱで東京まで帰りました。あの混雑、今年くらいから復活しそうな気がしてます。

 

以上、In summer編でした。

 

あとがき

さて、2018年のものを何年溜めているのか書きながらふと思ってしまったシリーズなのですが、逆に今だからこそ思い返せる楽しみはあるかもしれないです。

もともと聖地巡礼を別のブログにほんの少し書いていたことはあるのですが、京アニの一件や私生活関連でばたばたして途絶してました。しかし、コロナ禍になり外出すら憚られる世の中で、どうしたらよいのかと過去の写真等を見返してみたらまだ出していない、語り尽くしていない記憶がたくさんあるじゃないかと気づかされブログ執筆に勤しみ始めました。AIRCLANNAD聖地巡礼を始めてアップしたのが2021年3月、本編のKey半島編に至っては2022年4月です。そこから約1,2年。ようやくここまで書き終えることができました。もう多分一部の列車ダイヤが変わったり、景色が変わってしまったりしている場所も存在するのかと思いますが、この巡礼記がどなたかの目に触れて少しでも何かのお役に立てれば甚だ幸いです。

全体を通して教訓を一つ。”鉄は熱いうちに打て!”

やはり数年たつとよほど特殊な能力の持ち主でない限り、記憶というものは薄れてしまいます。断片的にはもちろん思い出せるのですが、道中何を思っていたかとかいうことは旅の最中でないとやっぱりわかりません。多分ここに表明できていないものも多分にあります。ただ、それでも思い返してみてこの記憶が幸せなものだった、そう感じることができるならば、この旅は”良い”思い出の方に格納されているに違いありません。

この言葉は聖地巡礼に行く際に迷った時も思い出します。行こうかな、どうしようかな、と思い悩み計画とかを立てているとどうしても途中で流れてしまうこともあるのですが、今行かなければいつ行けるかわかりません。特に放送から十年以上経過しているものについては年々景色が風化していったり、その場所自体が無くなってしまったり、交通手段が当初より困難を極めるようなことも考えられます。なので、個人的には思い立ったが吉日とも言いますが、とりあえず迷いは広い空に放り投げておいて、行動をしてみることが大事かなと思ったりします。実際にこの一連の聖地巡礼は学生時代にやっておきたかったので、この夏に行こう!と思って思い切って一人で全部回った感じです。半分勢い任せだったのは事実です(笑)2018年は平成最後であったことも大きいかなと思います。こういう節目には思い切って行動してみるのもたまにはいいかもしれないです。

最後になりますが、何より聖地を回る巡礼日に天に味方されたのは本当に強運だったと言う他無いと思っています。夏は晴れというイメージですが、同時に台風シーズンでもあり、天気が変わりやすいのが特徴です。その中で数カ月前から計画していた予定に天気を入れることは、この気象学が高度に発達した21世紀においても、極めて困難なことだと思っています。ですので、「天に味方される」というのは文字通り天運が働いたのではないかと感じずにいられないことが度々あります。私はそこまで迷信深い人間でもないですが、この時ばかりはひと夏のお恵みに授かったと思ってます。

それでは皆様、良い旅路をーーー

 

 

P.S.今年のGWに青森までCLANNAD聖地巡礼に赴きましたので、そちらを近々上げる予定です。(いつになるとは言ってない)

ゆっくりお待ちいただければと思います。

2053-1st Live Startrail

3月4日に府中の森芸術劇場どりーむホールでおこなわれた、Tokyo 7th Sisters 2053 1st Live Startrailに行ってきました。

毎度のごとくあふれ出る感情や感じたことを書いてますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

開場までのグダグダをすっ飛ばして感想だけ見たい方は↓をクリック!

ライブ感想!

 

さてさて、会場がまず府中(東府中)ということで、自分にとってはなかなかアクセスがしづらい場所だなと感じながら出かけました。新宿や渋谷を経由してくる人なら京王線一本で行けちゃいますが、乗り換え4回くらいしないとたどり着けないのは都内とはいえ中々シビアでした(笑)

 

府中の森芸術劇場はガラス張りの綺麗な外観で、晴れていた当日は特に綺麗に映っていたと思います。ミニパシフィコ横浜みたいな感じかな?

↓写真は15時台に着いた際に撮ったもの

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行ったときには既に支配人さんがけっこう待機してました。

物販も無事購入した後、少しあたりをぶらつくことに。近くの府中の森公園内をぶらぶら散歩したり、ベンチで読書したりと理想的な春先の過ごし方をした後に会場にリターン。17時半頃には入場しちゃいました。

席でパンフをひたすら眺めながら待機するのが、ライブ前の最高の楽しみだったりします。あの独特のワクワク感がたまらないです。

 

 

ライブ感想!

予定通り18時に開演。ちなみに開演直前に流れたのはスタグリでした。

 

Stella MiNE

アイちゃんのキラッキラな影ナレでスタート。コズミックな演出とともにまず出てきたのはStellaMiNEの二人!Protostarは最高のスタートダッシュだったと思います!サビの"運命とさあランデブー"から"迷い悩んだ日々が今 勇気に生まれ変わる"の部分が力強くて大好きです。謎のおじさん(天野さんMCより引用)の(1-2-3 Let's go)をお二人が言われていたのもライブのスタートダッシュの感じがあってよかったと思います。

立て続けのYou&Iもダンスがキレキレで素晴らしかったです。

ギャップが面白いお二人のMCの後はBe Your Light!一瞬穏やかになった会場をすぐに興奮の渦に戻す力を持っている曲、そんな形容がふさわしいと思います。

初披露のEndless Momentは、サビ手前の"Dang Dang 鼓動が高鳴ってゆく"の部分が狂おしいほど好きです。この部分の振り付けも好き。ステラの中で一番力強さを感じる曲です。

We Are Starsでにじみ出る圧倒的スター感はさすがです。裏で絶え間なくなっているドンドンと鳴り響く重低音リズムが身体に響きました。クラブにいる感じってこんなものなのでしょうか。(行ったことないのでわかりませんが(笑))

個人的にステラのお二人のマントの色合いが素敵でした。あと、同じ衣装のアシメトリーが最高に絶妙です。

RiPoP

ファンになりました(直球)

不思議の国に迷い込んだかのような演出と、登場の仕方がなんともキュート。

ゴチャメチャ×ワンダーランドははサビで右左に手を振るのが楽しかったです。壁のライティングも♡と☆が散りばめられていたのは、さすがナナシスの演出。

そして、ライフ・イズ・サーカスのあの楽しさ一杯の雰囲気。特にサビの右手を挙げて左右交互に突き出す振り付けはクセになりました。あれ楽しすぎませんか??(笑)

あの場面が脳内に刻みこまれて、しばらく頭から離れませんでした。2nd Liveでまた見れる日を楽しみにしています。

これまたMCでお二人の面白いほどのギャップが何とも絶妙でした(笑)

ナナシスはMCも目を離せない魅力があるんですよね、すごい。

靴下のアシメ感とか、二人組ユニットの衣装はよく考えられているなあと。

それぞれはめていた手袋もサーカス感を出してて、ナイスなアクセだと思いました!

Asterline

まさか両サイドの音響の近くから登場するなんて思いませんでしたよね!?どこかの3人組バンドならやりかねないですが(笑)

自分はアイちゃん(天希さん)側の近くの席だったのですが、あんなに近くで演者さんを見たのは初めてだったので、一瞬ビビッてしまいました(内緒)

そのサプライズのおかげもあってか、Starlight☆Asterism!!!でのスタート盛り上がってましたね!初披露のSERENDIPITYもライブで映える曲だったと思います。

MCで拗ねるマイちゃんに拍手喝采してた光景にはほっこりしました(笑)

RftMからのMagic hourの流れは、夕方というか、日がちょうど沈むころのテイストがある(と個人的に思っている)ので、すごくしっくりきました。Magic hourの夕暮れ時の水面の映像が心に残りました。

みんな大好きTime Machineはなんといってもあのクラップ!会場を一体にするクラップ曲にハズレはないですね!開場前の宣伝で2053アルバムが一部流れてましたが、その時点でみんな一体感のあるクラップをしていたので、間違いなく盛り上がるなと確信していましたが(笑)

かなり完成度が高く、ザ・アイドルという感じでした。

Roots.

カツ、カツ、とヒールの音が響いた後の扉が開く演出とともに、Find Meで登場。やっぱり王者感満載で、素晴らしいパフォーマンス。個人的にアルバムの中でFind Meが一番好きなので、この曲で登場してくれたのはアツかったです。続くWONDEЯ GIRLも最高でした。

MCで面白いお姉さん衆に戻るのがまたまた魅力的でした(笑)アステと同じように、今度は3人そろって音響横のところまで来てくださいました!こんなに至近距離で見られるとは、、、感激です。

Hidden Stagesはレスキュー音と後ろの赤いサイレンが光っているような演出が新鮮でした。Revolution!と叫ぶ場面がお気に入りです。

4曲目のNew Ageは高みに登ったステージで歌っていたのがRoots.らしさを感じました。アニバのDay2でもこんな感じだった気がします。

”傷が怖くて群れてるだけじゃ~いつか終わるってわかるでしょ”のノンノン!みたいな振り付けが歌詞とよくマッチしていると思います。特にシヨンは実際あんな感じなんだろうと、想像していました。

2ndライブでは完璧なRoots.を見れることを期待してます!

 

Along the way

最後は2053メンバー全員でAlong the wayでした。最近この曲を聞くと、ライブの終わりを感じるようになりました。最後には銀テが宙を舞って、大盛況のライブが終了。全体で8人だったので一人一人の表情がうかがいやすかったです。(いつもが多すぎるだけ?(笑))

この銀テなんですが、なんと今回2053のユニット名が入っていたんです!拾ってビックリでした!(RiPoPだけ見きれててすみません💦)

公演は約2時間。毎度のごとく、あっという間でしたね。特報で2053の様々な情報が出てきていて、何より2nd Liveの開催が決定したときはどよめいてました!次は現地で歓声を浴びながらライブを楽しみたいです。

 

終演後の電子掲示板。終演の目安時間を示してくれるのはいいですね。大体の場合オーバーしますが(嬉しいのですが(笑))

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記念に一枚パシャリ。夜空に映えるようなライブだったと思います。
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後日談

せっかくユニット名が入っている銀テを拾ったので、何かしてみたい!と思い実行したのがキーホルダーづくり。100均のキットを二つ買って、いい感じに作ってみました。

↓表側(のつもり)
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↓裏側(のつもり)
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中々難しいですね!ただ、作ってみた感じ意外とお手軽なので、銀テ持って帰った支配人さんは作ってみてもいいかもしれないですね!(実際みんな作ってるかもですがw)

次はもう少し綺麗に、工夫を凝らしていきたいです。

 

以上、記念すべき2053 1st Live感想でしたー!これからもがんばれー!

 

2023年3月17日

P.S. 4Uの山梨公演声出し上演会が決まったそうですね!声出してあのライブをもう一度楽しみたいです!(チケットの競争率高いかもですが(笑))

飛行機雲を追いかけてKey半島へ~AIR聖地巡礼・香住編~

※初めに・・・この聖地巡礼は、2018年8月中旬に行ったものです。ブログ掲載時の2023年には既に無くなっている場所や、景色が違ってしまっている場所がある可能性があります。ご了承下さい。

これまでのシリーズ

Part1→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/04/05/213847

Part2→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/07/18/233327

番外編Part1→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/08/09/230143

番外編Part2→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/08/21/203358

 

 

はい、お待たせしました。いよいよAIR聖地巡礼の本編ともいうべき香住編です。

ここに訪れることが旅人の一つのゴールでもあるのですから。

といいながら、既に時は2023。この記事を書くのに何年かかってるんでしょうか(失笑)

しかし、歩みはゆっくりでいいのです。かの少女のように。。。

 

前置きはここまでにして、この聖地巡礼シリーズPart3にして一番の大舞台。

場所は兵庫県香住町日本海に面した太陽光と海風が心地よい町です。

 

前回の番外編で一泊した福知山から、JR山陰本線香住駅へ。

8:54 福知山駅発 JR山陰本線 豊岡行

10:11 豊岡駅発 JR山陰本線 浜坂行

10:53 香住駅

田んぼのど真ん中を突っ切ったり、その中にぽつんと立っている踏切に夏の想いを馳せたりしながら、ふと気づくと晴れた日本海が遠巻きに見えたのが印象的でした。

さっそく駅を出て目の前にみちるの飛び出し坊や看板が!

この飛び出しAIR看板は香住町の至るところにありましたので、この記事でも至るところに出現します。

駅の横の観光案内所に初めに立ち寄りました。

中にはみちるのデカぬいぐるみが置いてありました。

ここでは観光用の自転車を借りました。車が無い方は自転車を借りて回ることを強くお勧めします。あと、観光所の方にAIR聖地巡礼マップと"どろり濃厚ピーチ味"をいただきました。

実際飲んでみて、想像以上にドロっとしてました。あの時の国崎の気分が味わえるのでぜひ。AIRマップの詳細はぜひ現地に赴いた際にいただいて、楽しんで見てください。多分、今だと若干記載変わっているような気がします。

さて、当時のサイトとAIRマップを頼りにしながらいざ出発!

まず向かったのは桂乃が国崎に振り向くあのシーンの場面。

第一話「かぜ~breeze~」Bパートより

「ねえ!」

「なんだ?」

「魔法がつかえたらってー、思ったことないかな?」

「はあ?」

「えへっ、ビックリしてる!じゃあね!」

夏の昼間に照らされる緑草が目に沁みました。大体雰囲気が似たような場所を取ってますので、ここ以外にもあると思います。

例えば、下のような場所↓

構図も相まってロマンを感じずにはいられませんでした・・・こういう写真いっぱい撮ってフォルダが圧迫されていたのを思い出します。

 

お次に足を向けたのは第六話「ほし~star~」の美凪の回想シーンで登場する火の見櫓。

火事で焼けてしまっており、今は残ってないそうです。。衝撃を受けました、残念です。跡地は民家になってました。

 

気を取り直して、、

今度は海辺に向かいました。潮風を間近に感じるようになったところで、観鈴の飛び出し坊やが!

塗り直しているためか、かなり塗装が綺麗でした。多分海風の影響で数年したら再補修、みたいなサイクルを繰り返しているのだと思います。

 

第一話「かぜ~breeze~」Aパートより

国崎と観鈴が商売道具を探すワンシーンです。わりと印象的です。

日本海を横目に見ながら、町を北上して高台の方面へ。

こちらは道中にあった八坂神社。

静観に佇む鳥居は、どこか荘厳な雰囲気があります。(神奈様、見てますか・・・)

どんどん坂を登っていき、霞んだエメラルドグリーンの日本海が見えてまいりました。

高いところから見渡す海ほど心が落ち着くものは無いのではないでしょうか。

登っていくと美凪の飛び出し坊やがありました。場所的にもここがベストですね。

さて、頂上に登った先には天文館があります。ここがOPで美凪が本を読んでいる箇所になります。実物を見た際にその再現度の高さに歓喜しました。風が凪いだ昼間、お天道様が一番高いところにいる時間帯の天文台は素晴らしい空間でした。

ちなみにこの場所で同じく聖地巡礼に来ていた旅人さんがいました。巡礼ですか?と話しかけて下さりありがとうございました。一緒に地図見ながら、この場所わかんないんですよねー、とか、ここ見つけました?なんてたわいもない会話ができたことが嬉しかったです。私は当時千葉県に住んでたので千葉から来ましたと言ったら、向こうは神戸から車で来たらしく、はるばるいらっしゃったんですね!と明るく答えて下さいました。今も元気にしてますでしょうか・・・ひと夏の一期一会でした。

 

山頂から下り、少し歩いた金刀比羅神社の近くに神奈様の飛び出し坊やがありました。

こちらが金刀比羅神社

車道に向かって走ってはいけませんよ神奈様!(裏葉の声)

この後AIRマップを見て足を運びましたが、うまい具合にシーンを見つけることができず・・・良い感じの写真があったのでいくつか下にアップしておきます。(振り返ると、撮り忘れもいくつかありましたね)

夏の畦道(このあたりを指していた箇所があったのですが、上手い具合に見つけられず)

観鈴と国崎が歩いていそうな堤防。この高さなら上を歩くことも可能です。

とある民宿の名前にご注目・・・

 

あとは、行きに撮り忘れた桂乃の飛び出し坊やを無事見つけました!ここは海風の影響を特にダイレクトに受けそうな場所でもあります。

 

一通り回り終え、香住駅に戻りました。この時夏の真っ盛り(お盆)。気温は余裕で30℃オーバーなうえ、湿度もかなりの高さ。その上ギンギンの日差しの中で自転車をこいでいて汗だくでした。

電車を待つプラットホームで一枚。

次に訪れた際にはカニをぜひ堪能したいです!

 

さて、撮影者の実力不足で短いのですが、香住編は以上です。が、まだやることが残ってます!!!!

それは何かといえば、通称”美凪列車”。ローカル線が橋梁を渡るモーメントをこの目に納めなければ真の意味で聖地を回れたとは言えない!特に3人の中で美凪推しの自分としては外すことはできないと思ったため、由良川(京都)まで戻りました。

13:58 香住駅発 JR山陰本線 城崎温泉

14:41 城崎温泉駅発 JR山陰本線 福知山行

15:04 豊岡駅発 京都丹後鉄道宮舞・宮豊線 西舞鶴

16:39 丹後由良駅

西日を浴びた特徴的な駅舎は記憶に残りました。

ここから由良川方面へ徒歩で10分程度行きますと、見えてくるのが由良川橋梁。

この時間に合わせたのはちょうど西舞鶴方面から来る列車がこの橋梁を渡る瞬間を撮るためです。

その瞬間は静かに訪れました。

AIR第十二話「そら~air~」Bパートより

*本来のアニメ版の進行方向とは逆向きなのですが、ご了承下さい。

背景で「青空」が流れているシーンのワンカットです。通称「美凪列車」とも呼ばれているそうですが、二人の乗った列車が橋を渡る場面です。ゴールした少し後のところなので、涙無しには見られません。

念願のシーンを撮り終え、丹後由良から西舞鶴まで行きました。

ちなみにこの乗った列車の内装が中々オシャレでしたので載せておきます。

列車は西舞鶴行と示していたのですが、鋭い方はこれが事実正しくないことはおわかりでしょう。

2018年当時、西日本では7月に豪雨被害がありました。その影響は広範囲に及び、私が利用した京都丹後鉄道も例外ではありませんでした。

参考ページ:

京都丹後鉄道、宮舞線で土砂流入や路盤崩壊 7月9日も全線運休 | レイルラボ ニュース

 

そのため、手前の四所駅で一旦電車を降りて代行バスを利用しました。大型のツアーバスでしたので、日本の細い道を通るドライバーさんの職人技は圧巻でした。

無事西舞鶴にたどり着き、そこから敦賀方面へ電車を乗り継いで小浜駅近くに一泊。

 

長い旅路でしたが、今回が実質的にAIR聖地巡礼シリーズ最終章になります。次の回ではちょこっとだけIn Summer編をお届けします。エピローグのような位置づけです。

「あとがき」もそちらの方に掲載します。

 

それでは。

 

2023年2月23日 冬と春の境目を肌で感じながら

今年のライブ始めはRe:SONANCE-感想-

まず初めに、あけましておめでとうございます。

本年も拙い文章ながらも、色々綴っていこうと思いますので、よろしくお願いします。

 

年始の挨拶はこれくらいにして、今回は1/8にパシフィコ横浜で開催されたKARAKURI 1st Live Re:SONANCEに行ってきたレポです。

 

肌寒いみなとみらいの風を受け、暖を求めるように入場して定刻通り18時に開演。

ここの影ナレは予想通りというか、4Uでした(笑)

て・ん・さ・い・び・し・ょ・う・じ・ょのアナウンスで会場から拍手喝采と笑い声が漏れ聞こえてました。影ナレでも場を盛り上げる4Uは真のエンターテイナー?このナレの時のエモコの言い回しが少し怖かったです。(録画とかしている人は・・・フフフ、この先は言えないですね、みたいなところ)伝われ!(笑)

1曲目はRe:SONANCEで登場。このライブの名を冠した曲だけあって、完成度が高く雰囲気出てました。「BPM61」や「BPM122」を歌う時の振り付け、好きです。

2曲目はWinning Dayで雰囲気を一気にライブ感満載にしてきた感じがしました。

MCはKARAKURIの二人が前方ヴィジョンに移されながらのトーク。今回はライティングも紫や青といった、暗調カラーが中心で一種神秘的な雰囲気があったので、MC中もその特有な雰囲気を崩さないまま会場を魅了するKARAKURIとして居続けてくれたのもすごい良かったんじゃないかな。

次曲はBinocular Vision。ライブでは初披露でしたが、やぱりオシャレ。今回のアルバムの7曲の中でこの曲が一番個人的には好きです。他とは違う洗練されたオシャレさがあって、その中にも優雅にふるまうKARAKURIが想像できて、オトナな曲だと思います。サビの「策略の中 洒洒落落と~」の部分で、胸の前らへんでくねくね手でなぞるような振り付けが印象に残りました。アフタートークでも秋奈さんが言及してましたね。

お次のZenithも初披露。クラップも入っているハイテンポの曲なので、大盛り上がりでした。イントロのアップテンポで一気に曲に惹きつけるのがいいですよね!次のアニバライブでも4Uの後くらいに披露して欲しいです(笑)

5曲目はB.A.A.B.一番最初の曲だけあって、これをKARAKURI単独で聞ければ感無量レベルだったので満足。Keep in Keep it mineの振り付け、何度見ても好きです。ここだけはペンラの動きでついつい真似してしまいます。

ダンサーの圧巻のダンスパフォーマンスが入った後に、Mirai Konzertで再登場した手にはハンドマイクが!このこだわりは後々アフタートークでも秋奈さんが語ってましたが、直々の要望だとか。会場明るくなった瞬間に、ハンドか!となり、色々工夫していてすごいなあと。曲の解釈的にもハンドに一票。曲名にもKonzertと入ってますし、後ろの映像が明るい(ところどころ♪マークが飛んだりしていた)ので、劇場で歌っている感じがするハンドマイクが一層雰囲気出ていたと思います。MiTOも歌うとこんな感じなんでしょうか・・・

MCを挟んでの7曲目はなんとSAKURA、しかもサプライズでミツバの映像出演付き!ホログラムっぽい映像でしたが、両国で見たとき以上に立体感が増していてナナシス味を感じました。未来のライブってきっとこんな感じなんでしょうね。KARAKURIが変わるきっかけとなった春日部ハルとの出会い。そんな想いでKARAKURIも彼女にハッキングをかけて、単独のステージに招いたのでしょうか。曲後のMCでちゃんとミツバからハルに戻っていて安心しました。

8曲目はBluenote Theory。こちらも初披露で、ライブだと囁きの部分がかなりリアルに聞こえました。サビで力強くなるところも個人的好みです。

お次の-Zeroでは、ダンサーさんが4人に増えてパワーアップしていました。中央に集まって「つまりEndless 輝きはきっとLess」を踊る場面のフォーメーションが綺麗で、バシっときまっていて、見ていて凄いなあと。2034と20

MCと圧倒的ダンスパフォーマンスを挟んで会場が盛り上がったところにSynergistic Whiteを持ってきたのは計算通りでしょう(笑)クラップ続きで手が一層痛くなりそうでしたが、そんなの気にしないレベルで楽しかったです。早口ラップ、癖になります。

11曲目のRaise One's Voiceも力強く、ラストへの盛り上げとして合っていたと思います。

ラスト12曲目のAMATERRASはまさにクライマックスに相応しい歌声だったと思います。これ以上言葉は不要だと思うので、これで切ります(いいよね・・)

アンコール前に一服挟んできたのが3Mラジオ(仮)。まさかKARAKURI単独まで出てくるとは思わなかったですが、4Uですから(笑)秋奈さんと4Uの3人の関係性が良くうかがえる、会場を笑いの渦に巻き込んだ時間でした。アフタートークでも色々と?語ってましたね。

緩んでいた雰囲気は一気に変わり、アンコール1曲目はWinning Day (Acoustic ver)を披露。最初音響トラブル?でマイク入ってなかった気がしましたが、それを全然感じさせない生歌に脱帽です。Acoustic verは正にライブでしかできないことだと思いますし、選曲もWinning Dayというところが素晴らしかったです。4U山梨公演のハロマイ(Acoustic ver)もそうでしたが、深い意味が込められた歌詞が良く伝わると思います。こういうのを聞き惚れるというんでしょうか。

アンコール2曲目、本当のラストはアイノシズク。この曲を最後に聞いて帰路に着くのは誰しも幸せな気持ちになれたと思います。演出も良く考えられていて、ただただ感動させられました。

全体的に今回の照明演出には目を見張るものがありました。ステージ上からぶらさがっている装飾が常にRe:SONANCEのジャケ絵に移っているらせんを描いていて、曲中でもじっくり何度か観察してしまいました。場面に合わせて上下させるのも巧み。こういう凝った演出効果には目を惹かれてしまう性質なので、他のライブでももっと取り入れて欲しいです。

そんなこんなで耳が幸せな時間はあっという間に過ぎ、20時前頃に終演。アニバのライブのトラウマ?(笑)があったので、すごく良心的な時間でした。ソロライブでやり遂げた秋奈さん、素直に凄いです。アフタートークも最後まで楽しませていただきました。

今回のライブ、KARAKURI HITOHAとFUTABAなんですよね。。。KARAKURIとしてではなく、HITOHAとFUTABA、、ちょっと考えさせられました。ヒトハとフタバ、KARAKURI単発としてではなく、二人としてのライブだった、だから二人の"共鳴"としてのライブタイトルRe:SONANCEなんでしょうか。さらにお客さんのことも合わせて、、考察させられるライブでもありました(笑)

欲を言えば、九条ウメの「ROCKな☆アタシ」をカバーして欲しかったです。確か4Uの福岡公演でも言及してたと思うので、2ndに期待していいということでしょうか?(笑)

最後に一枚、パシフィコ前でパシャリ。夜の背景に紫は映えますね。実はペンラ買うか迷ったのですが、会場で現物を見てそのオシャレさに惹かれて、気づいたら購入していました。

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2ndも期待しながら末永く待ってみようと思います!

今年も2053組はじめ、Le☆S☆Caの単独ライブも開催が決定しているので、生で歌声と熱狂を感じながら、ライブでエネルギーを補給する一年にしていきたいです。

2023.1.15 

ナナシスアニバライブDay3

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前回のDay1,2に続き、今回はDay3のナナシスアニバライブの感想を書いています。

Day3、それはすなわち千秋楽。「Along the way」と冠したライブの一つの答えが出るのではないか、そんなことを期待して臨んだぴあアリーナ。セトリになぞらえて個々の感想(言いたいこと)を並べた後、3日間全体を通じての感想を述べたいと思います。

 

まずDay3当日の12月18日ですが、とにかく寒かった。みなとみらは日中晴れ間が射していましたが、それでも身体の芯から冷える寒さでした。日陰になっている場所はいわずもがな。物販や写真の横断幕があった周辺は開場前にかなりの密度になっていましたが、それでもそれをしのぐような気温だったと思います。まあ、若干おしゃれをしようと、この時期には少し薄めの上着を着て、カイロ一枚で踏ん張っていた自分にも一部起因しますが(笑)

今回の席は3階の後ろめでしたが、ステージが中央まで延びていることもあって、かなり見やすかったと思います。傾斜もついてますし、さすがぴあアリーナ。音も良く響きました。

さて、今回もミトの影ナレで時間通りにスタート。

 

777☆S

一発目のH-A-J-I-M-A-R-I-U-T-Aで最終日が始まったんだ、という謎のギアが自分の中で入りました。スタートライン→デパチャの順番も、流れを一気に持っていく感じがして良かったと思います。4曲目でスノイン聞けたのは感動もの。去年のMany Merry Partyでも聞くことができましたが、季節をあしらった曲はその時期に聞くと一層テンションが上がります。人数多い中、MCがみんな安定しているのはすごいなと思います。

 

セブンスシスターズ

カウント中はステラマインかなと思いましたが、正面ステージにいくつも影が動いていたのと、皆がざわつき始めたのでだんだんと確信に変わっていきました。SEVENTH HAVENの時にステージからパァンという音(轟音だったと思いますが)に心臓が一瞬ビクつきましたが、そこからのステージは圧巻でした。PUNCH'D RANKERはセブンスで生で聞いてみたい曲1位だったので、その音を体感することができて感無量です。FALLING DOWNの「ゆくぞ!」は黄色い声が出るのも頷けました。Sparkle☆Timeは体が自然とサビで動いてしまうような軽快なリズムで、みんなで手を叩こう、のような気軽さが好きです。Shooting Skyは未来につながるような明るい曲調で、今回の白と水色を基調とした衣装にピッタリだったというか。欲を言えば777☆Sと一緒にスノインを歌ってもらいたかったですが、叶わないか(笑)

 

Stella MiNE

Be Your Lightで華麗なる登場。サビの部分の振り付けが大好きなので、お二人を見て必死に真似しようとしていました。(もちろん隣や周りに迷惑かけないレベルですよ!?)

You&I=は初披露。お二人の観客の煽り具合が正にステラという感じで、ライブにぴったりの曲だと思いました。MCでのギャップは何度見ても笑えます。20~、「53です!」の挨拶はラジオだけでなく、もう少し流行らせたいですね。

 

SoL

陽だまりの世界地図とFall in Loveの2曲を披露。SoLも3日間全通の大御所。SoLの衣装はそれぞれのカラーが映えてるので、遠目からでも誰が誰かがわかりやすいです。カッコイイ系の曲が連続で続いた後のSoLは癒されます。シラユキ役の北さんのMCで、「オラ」を自然に「ワタシ」とう言い直していてとても印象的でした。こういうところに気を配れる声優さんたち凄いと思います。

 

Le☆S☆Ca(1回目)>

YELLOWで一人ずつ出てくる演出は何度見ても素晴らしい。この演出、この曲で始まるのがザ・Le☆S☆Caという感じがしています。ひよこのうたはホノカ役のひかるさんのラップが好きです。トロッコに乗って一周する姿はカワイイが詰まっている空間だったと思います。ミツバチの「生まーれ変わっても」のところが3人の決意が表明されている感じ(この後の特報の伏線?)がして、まるで桃園の誓い(ナナシスver)だなと思います。

 

KARAKURI

重低音を響かせながらRe:SONANCEで登場。ライブで聞くと迫力が違いますし、CD音源以上のものを披露する秋奈さんもすごいと思いました。衣装もちょっと新しくなっていて、MCでも言及していましたね。AMATERRASも毎度のごとく会場のテンションがひときわ上がりました。この後がスペクタクル。真っ暗になり、少しカウントを挟んだので2039が来るという予感はありました。ただ、早着替えであんな可憐な真っ白な衣装に切り替わるとは全く予想ができませんでした。その後のアイノシズクは開場を白く、温かい光で包み込んだ、そんな表現が適しているんじゃないかと思います。この歌をライブで聞ける日を楽しみにしていた人も多いと思いますし、私もその一人なのでペンライトを白に変えながら、盛り上がった気持ちを鎮めてただただステージに見惚れていました。今度は帝国劇場とかでKARAKURI劇場を見てみたいです。(願望)

 

<コドモ連合>

ロッコに乗ってコドーモ・デ・ヒーローを披露。この歌は勝手に体が動いてしまいます。MCもコ連としては初でしたが、さすがMCに定評があるSoLのメンバーだったので、笑いあり拍手ありのバランスが良かったです。(笑)ターシャ役の高岸さんの「スパシーバ!」が最高にハマってました。

 

<NI+CORA>

まず、You Can't Winが流れた時にざわつき始め、正面のステージを見てムスビとスースが揃っていることを確認して、NI+CORAが来たと認識しました。それくらい頭が理解するまでタイムラグが生じてました。2曲目のCHECK'MATEを含めてShort ver.でしたが、それでもインパクトは十分でした。MCで泣きそうになってましたよね、、こういうのをエモいと言うのでしょう。Girls Talk!!もお二人の掛け合いが終始息が合っていて、完成度高かったですし、フルで聞けたのも良かったです。

 

SiSH

さよならレイニーレイディとプレシャス・セトラの2曲を披露。センターステージで踊るきらびやかなSiSHを見れて本当に良かったです。MCのプレシャスチャレンジが今後流行るのか果たして・・・

 

<WNo4>

星屑☆シーカーの後に、雰囲気打って変わってSAKURA。MCを挟んでもう一曲と聞いた際に、ラバラバかプリズムどっち来るかなと考えていたのですが、篠田さんがうんと溜めた後に新曲と言ったので、一瞬置いて嬉しさが。あの新衣装のデート服が伏線になっていたとは、してやられました。Wanna Be♡はロナのChu!から始まった後はもう言わずもがなだと思います(笑)ヒメの発声でスタートする曲はまだないので、次は絶対それが来ると思います。拍子木打ち鳴らしながら登場とかいかがでしょうか!?

 

Le☆S☆Ca(2回目)>

ここでまさかの再登場。この瞬間に冬レスカだなと思いましたが、Behind Moonを披露していただき感極まりました。1回目の春っぽさを残す曲調から少し下がり気味の、憂鬱さを内包した歌詞と楽曲に彩られたあの空間はレスカでないと再現できないと思います。MCも植田さんがリーダーシップを発揮していて、人はこんなに成長できるんだ、ということをキャラと現実の2つで素で表現できる凄さに胸熱。去年に引き続き、恋をして、を12月に聞けたことも私の中では感無量レベルでした。

 

サンボンリボン

たいくつりぼんでの登場。これまでいろんなユニットが出てきて、長丁場ということもあり皆疲労が溜まっていたので、ここの調整はナイスだと思いました。気分が落ち着きましたし、なんなら時間的なものもあって少し眠くなったというのは内緒で・・・

14歳のサマーソーダは両国以来でしたね。

 

4U(乱入)

まさかの1Fの客席入口から登場。まあ変なところから来ることは予想してましたが、衣装も新しくなってましたし(笑)Daze forU!!のアレンジ入場曲で盛り上がっていざ本曲。トリトリとCGBで飛ばしてきた後にラキラキ、最後に極めつけのラブデビというフルコース。退場時にこっから出ちゃう?的なセリフをウメが行った後に、エモコが今すぐあのバカ回収しにいきますと言っていたのが最高に笑えました。終始会場を盛り上げて笑顔にする4U、最強です。が、ここで体力を使い果たしていた人はこの後さらに地獄を見ることを知らないのであった。。。

 

AXiS(Intrusion)>

まず画面の切り替わりから。カウントが来たので"どこか別の場所、あるいは年代"に移るということはパッとひらめきました。少し青空が見えたかな、そうすると777☆Sか。ただ、今までのセトリ消化具合を見ると、消去法的にもしかすると・・・・

と思ったら重低音が聞こえてきて、あのイントロが流れ始めた時、会場は狂喜乱舞に飲み込まれていくのでした。。。下から徐々に上がってくる演出は神がかってましたし、何より声優さんのキャラ再現率が高すぎるため、本当にゲーム内の乱入時のようでした。AXiSのこの→🤘ポーズかっこよかったですね、私はあのジャケ絵の禍々しい獣のマークかと思いましたが、先日のナナシス放送局によるとHEAVEN'S RAVEの頭文字Hのマークだとか。ただひたすらに高まっていたので、声優さんを見る余裕がなかったのが一番悔やまれますが、今度のBlu-rayが出たらじっくり鑑賞します。ここで文字通り周囲の支配人が灰になっていました。

 

777☆S(2回目)>

最初に一言。狂宴からの夏陰は言葉が出ませんでした。私もそうでしたが、周りも2,3曲くらい呆然としていて、すぐにペンライトを振ることができなかったです。(補足:これは4U、AXiSで体力を使い果たしたというのも数割含まれると思います)右手を振る12人に浄化されました。初披露のリボンも段々ラストに向けて会場が一体になっていく様子がとても印象深かった。AtRも今回3度目でしたが、777☆Sの締めとしてはピッタリだったと思います。これがEP4.0だったのでしょうか。

 

<全体曲>

Along the way、このライブの名を冠した曲をキャスト全員で歌っている姿は感動ものでした。ここでビニールテープが飛び出さないことでラストは察することができました。最後は全員で星の瞬きこと、Star☆Glitter。そうだよね、って感じです。やっと生で全員が歌っているところを聞けた私としてはこれ以上言うことはありません。この曲がラストに一番ふさわしいと、その余韻にも暫く触れながら感じました。毎回のごとくどのユニットを見ようか迷いますが、ウェーブ作ろうとしてたセブンスと、ステラマインを今回は見てたかな。。。ハジマリウタでスタートして、締めがStar☆Glitter、文句のつけどころがありません。

 

 

以上がDay3の感想になります。

3日間通じて運良く現地に足を運んでこの目と肌で今回のライブを感じることができました。何よりキャストさんがコロナ等で欠けることなく、無事に全公演を終えられたということが一番賞賛すべきポイントかなと思います。

ライブのタイトルAlong the way。道中、道半ば、そんな直訳が似合うフレーズですが、これには覚悟が表れていると自分は思っています。今年はかなりライブの多い年となってましたが、それもまだまだ序の口。今回Day3で披露したWNo4の新曲も含めて、来年もその先もさらに盛り上がっていくんだ、そんな志を感じました。また、特にDay3はゲーム内ストーリーとリンクする部分をあえて作ったのかな、と思わせる構成が一部に見られたので、そういう部分もライブに取り入れていく攻めの姿勢は直球で好きです。今後もこういうのもっとやって欲しいと思います。ライブと劇を見に来たのか、そんな気持ちにさせられたDay3。クオリティも高く、とにかく見ている側が楽しかったです。今後もますますナナシスが発展していくことを願っております。

 

本記事は当初クリスマスあたりに公開予定でしたが、筆者がコロナにかかってしまい、年末の今までほとんど寝たきりでした。なんとか頑張ってこの記事だけは年内に完成させたいと思い、今これを書いています。本当はもう一つ今年の振り返りを書く予定だったのですが、難しかったです。

これを持ちまして2022年最後の記事とさせていただきます。

それでは簡単ではありますが、皆様良いお年をお過ごしください。

 

2022年12月31日 コロナで自宅療養中の弱ったからだを労りながら

ビジネスマンの言葉遣いに物申したい

会社や組織に入ると会議という不可思議なものに多かれ少なかれ誰しも関わることになる。部署によっては朝から晩まで会議会議のすし詰め状態で、業務が後回しになるところもある。

ただでさえつまらない責任の押し付け合いや、自家撞着に陥っている議論に関係も無しに巻き込まれてストレスが溜まっていくのに加えて、今回ここでお話しする会議内の言葉遣いによってさらに不愉快な思いをしている方も多いのではないだろうか。この言葉遣いの話に入る前にまず、会議の種類について簡単に述べることにする。

 

会議は大きく分けて4パターンに分類されると私は思う。

①グループ内(部署内)の会議

②部署をまたいだ関連区との会議

③他社や取引先との会議

④上への報告

このうち、③についてはこれからの話に当てはまらないことが多いため、①②④を想定して話を進めていこうと思う。理由は後ほど述べるが、そもそも③のシチュエーションにおいて過度に不適切な言葉遣いをするような人間はビジネスマンとして失格であるといっても過言ではないと思うため議論から外すことにする。

 

さて、会議においての言葉遣いというとざっくりしすぎているので、少し具体的に言い直す。ずばり、"人が聞いていて不愉快になるような"言葉遣いのことをここではお話ししていきたい。以下では、3つの場合を例として挙げる。

具体的な状況を想定してみたい。例えば、あるプロジェクトにおける部品の発注納期について議論しているとしよう。参加者は3人。あなたという担当者と副担当者、そして上司である。あなたは発注納期をいつに設定したらいいか今一つ決めきれないでいる。自社の標準として、いつまでに在庫していなければいけないという納期は存在するので、そこから逆算して発注をかけたい。しかしながら、発注先の都合を考えると単純逆算では間に合わない、もしくは整合に手こずるかもしれない。そんな考えを頭の中で巡らせて、頭の整理がつかず上手く提案ができない。こういった状態で会議内で相談をしていて上司からアドバイスをもらう。この時に上司からこんな一言。

「まずケツを決めて、そっから逆算しよう」

この言葉、もちろん方法論的には間違ってはいない。しっかりと訳すなら、

「まず死守するべき納期(デッドライン)を決めて、そこから逆算して妥当な時期を考えよう」

みたいな感じになる。

発注を経験しているビジネスマンの方や納期設定を主体的にやったことのある人なら社会人問わずこういう方法を取ったこともあると思う。問題なのはこの言い方である。

この短い単語の中で「ケツ」という単語がひときわ目立っている。実際に言葉に発する際も「ケツ」にアクセントがこもる。そうなると聞いた側としては、このアドバイスの印象が全体のたった一つの部分だけにフォーカスされてしまい、結果として少し下品な言葉を聞かされた、と思ってしまう。「おしりを決めて、、」という少し表現をマイルドにした別バージョンの言い方もあるが、正直なところ何も変わってない上、程度としては同レベルにとどまっている。

 

二つ目の例はある概念を表す単語を例にとっている。

世の中にあるシステムやモノは、多くの場合フォールトトレラント(Fault Tolerant)という考え方に基づいて設計・開発されている。簡単にいえば、壊れても大丈夫なように対策を事前に施しておく考え方である。

この考え方の一つにフールプルーフ(Fool proof)というものがある。フールプルーフとは、意図しないような使い方をしても故障しないようにする、という考えで安全対策を施しておくことである。電子レンジはドアを閉めないと加熱がそもそも始まらないが、これはこのフールプルーフの考え方に基づいている。ドアが閉まっていないと回らない洗濯機も一例にカウントできる。小さい子とかが間違って(ふざけて)入ってグルグル回ってしまうと大変なことになりますから。

この単語、英語をそのまま直訳すると「バカにも耐える」になる。(Fool→バカ、Proof→耐久とか、耐えるとか)つまり、直訳が転じて「バカよけ」と呼ばれることになるのである。この「バカよけ」を施してあるモノを話題にする際には、必ずといっていいほど「フールプルーフ」を「バカよけ」と称すのである。

これに関しては多少致し方ない部分もあるとは思う。フールプルーフをまじめに日本語で発音すると7文字、対してバカよけだと4文字で歯切れがいい。ただ、この単語に含まれる2文字の率直な言葉が好印象をもたらさない結果につながってしまっている。

「バカ」という言葉を聞いて気持ちいい人はいるだろうか。言われ慣れている人は何とも思わないのかもしれないが、多くの人はどちらかといえばネガティブな印象を受けるだろう。たとえ自分に向けられていないとわかっていても、この二文字単語はあまり聞きたくはない。

 

三つ目の例もテーマ等で議題を管理している会議に参加した人がいれば経験があるかもしれない。

ミーティングでいくつか議題がある場合、上から順番に見ていって、最後の議題が終わった時に、

「議題は全部なめましたが・・」

という決まり文句が飛び出してくる。

この「なめる」という言葉は正直に言ってどうにかならないものかと思う。もちろん「賞を総なめする」といった新聞でも使われる場面もあるが、舌を使って味見する方のなめると、相手を馬鹿にしてかかるほうのなめるが連想される。どちらも印象としてはポジティブには転じないだろう。

 

このように、会議内でのちょっとした発言で不快な思いをさせるような単語や言葉は上で挙げた3つの例以外にも多く見つかると思う。それが上に詰められている時や、議論が難航している場面で繰り出されると無意識的なストレスが、センシティブな人間には特に、積み重なっていくのである。昭和、平成、令和とずっと続いてきた会社だと、昔からの慣習かなにかで平気な顔をしてこういった単語を切り出してくる人がいる。

もう少し上品な言葉遣いができないものなのだろうか。上品でなくとも、せめて下品な言葉を少し避けてみる、ということはできないものなのだろうか。

先に挙げた三つを例にとって、言い方を改善してみようと思う。

まず一つ目の「ケツを決める」という言い方は「デッドラインを決める」と言い直すことが可能である。これは横文字にした場合の歯切れの良い言い方に直すパターンである。「最悪納期を決める」と言い直すことも可能である。この場合、日本語で言葉を補って下品な印象をなくしたパターンである。

もう一つのフールプルーフの場合はどうか。フールプルーフを意訳すると「誰にでも簡単に動かせる」や「単純明快」ということになる。正直に言うと、この単語は無理して日本語に直さず、単純にフールプルーフのままでいいのではないかと思う。英語で単語が二つ組み合わさっており、それぞれの単語の直訳が意味を持っているのではなく、"fool"と"proof"が組み合わさった"fool proof"という一つの単語として意味を持っているのである。つまり、言葉にすると少し長くなるような概念をこのフレーズで既に短縮しているのである。英語で短くなっているなら、日本語でわざわざ下品な言葉を使ってまで短くする必要があるのだろうか。流行りにのって「フルプル」なんて略してみてもなんかしっくりこない。

結局のところ、上記の2件は日本人の妙にモノを短く言いたい習性から、こういった短い下品な言葉を含んだ意訳単語が生み出されてしまういい例であろう。

ただ、三つ目の「議題をなめる」については単純に「議題をみる」でいいのではないか。「議題を全部みましたが」と平易な日本語に言い換えてもいい。発音している時間も大して変わらない。なめる、よりは、みる、の方がどこか自然な感じもする。最初にそういう言い方をした人がそっちの方がいいと感じて、ずっとそれで続いているのだろう。

 

長々と書いてきてしまったが、言いたいこととしては、上品な言い方でない言葉の言い回しを少しの工夫で回避できないものだろうか、ということだ。誰だってストレスがたまる会議で、それに不愉快に拍車をかけるような単語は聞きたくない。少しの工夫で改善していく余地はありませんか。

子供が悪い言葉遣いをすれば大人が注意する。そうすればその子は発した言葉が良くないものだと認識して、次から使わないように気を付けるだろう。ただ、成人して社会に出た大人はどうだろうか。彼らを言葉遣い一つで叱る存在はほぼいない。いたとしても、叱る側の人間が尊敬できるような人間ではなく、その人間もまた、時にすればもっとひどい言葉を平気で発している場合もある。結局のところ、そういった心持ちを変えられるのは当人だけであるが、回りにそういった悪い言葉遣いをする人間がいなかったらどうであろうか。明日からのちょっとした気遣いの持ちよう、始めてみませんか。

2022年12月4日