晴天の雷電

日常の発見。Out of the blue

飛行機雲を追いかけてKey半島へ~AIR聖地巡礼・香住編~

※初めに・・・この聖地巡礼は、2018年8月中旬に行ったものです。ブログ掲載時の2023年には既に無くなっている場所や、景色が違ってしまっている場所がある可能性があります。ご了承下さい。

これまでのシリーズ

Part1→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/04/05/213847

Part2→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/07/18/233327

番外編Part1→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/08/09/230143

番外編Part2→https://rydeenx.hatenablog.com/entry/2022/08/21/203358

 

 

はい、お待たせしました。いよいよAIR聖地巡礼の本編ともいうべき香住編です。

ここに訪れることが旅人の一つのゴールでもあるのですから。

といいながら、既に時は2023。この記事を書くのに何年かかってるんでしょうか(失笑)

しかし、歩みはゆっくりでいいのです。かの少女のように。。。

 

前置きはここまでにして、この聖地巡礼シリーズPart3にして一番の大舞台。

場所は兵庫県香住町日本海に面した太陽光と海風が心地よい町です。

 

前回の番外編で一泊した福知山から、JR山陰本線香住駅へ。

8:54 福知山駅発 JR山陰本線 豊岡行

10:11 豊岡駅発 JR山陰本線 浜坂行

10:53 香住駅

田んぼのど真ん中を突っ切ったり、その中にぽつんと立っている踏切に夏の想いを馳せたりしながら、ふと気づくと晴れた日本海が遠巻きに見えたのが印象的でした。

さっそく駅を出て目の前にみちるの飛び出し坊や看板が!

この飛び出しAIR看板は香住町の至るところにありましたので、この記事でも至るところに出現します。

駅の横の観光案内所に初めに立ち寄りました。

中にはみちるのデカぬいぐるみが置いてありました。

ここでは観光用の自転車を借りました。車が無い方は自転車を借りて回ることを強くお勧めします。あと、観光所の方にAIR聖地巡礼マップと"どろり濃厚ピーチ味"をいただきました。

実際飲んでみて、想像以上にドロっとしてました。あの時の国崎の気分が味わえるのでぜひ。AIRマップの詳細はぜひ現地に赴いた際にいただいて、楽しんで見てください。多分、今だと若干記載変わっているような気がします。

さて、当時のサイトとAIRマップを頼りにしながらいざ出発!

まず向かったのは桂乃が国崎に振り向くあのシーンの場面。

第一話「かぜ~breeze~」Bパートより

「ねえ!」

「なんだ?」

「魔法がつかえたらってー、思ったことないかな?」

「はあ?」

「えへっ、ビックリしてる!じゃあね!」

夏の昼間に照らされる緑草が目に沁みました。大体雰囲気が似たような場所を取ってますので、ここ以外にもあると思います。

例えば、下のような場所↓

構図も相まってロマンを感じずにはいられませんでした・・・こういう写真いっぱい撮ってフォルダが圧迫されていたのを思い出します。

 

お次に足を向けたのは第六話「ほし~star~」の美凪の回想シーンで登場する火の見櫓。

火事で焼けてしまっており、今は残ってないそうです。。衝撃を受けました、残念です。跡地は民家になってました。

 

気を取り直して、、

今度は海辺に向かいました。潮風を間近に感じるようになったところで、観鈴の飛び出し坊やが!

塗り直しているためか、かなり塗装が綺麗でした。多分海風の影響で数年したら再補修、みたいなサイクルを繰り返しているのだと思います。

 

第一話「かぜ~breeze~」Aパートより

国崎と観鈴が商売道具を探すワンシーンです。わりと印象的です。

日本海を横目に見ながら、町を北上して高台の方面へ。

こちらは道中にあった八坂神社。

静観に佇む鳥居は、どこか荘厳な雰囲気があります。(神奈様、見てますか・・・)

どんどん坂を登っていき、霞んだエメラルドグリーンの日本海が見えてまいりました。

高いところから見渡す海ほど心が落ち着くものは無いのではないでしょうか。

登っていくと美凪の飛び出し坊やがありました。場所的にもここがベストですね。

さて、頂上に登った先には天文館があります。ここがOPで美凪が本を読んでいる箇所になります。実物を見た際にその再現度の高さに歓喜しました。風が凪いだ昼間、お天道様が一番高いところにいる時間帯の天文台は素晴らしい空間でした。

ちなみにこの場所で同じく聖地巡礼に来ていた旅人さんがいました。巡礼ですか?と話しかけて下さりありがとうございました。一緒に地図見ながら、この場所わかんないんですよねー、とか、ここ見つけました?なんてたわいもない会話ができたことが嬉しかったです。私は当時千葉県に住んでたので千葉から来ましたと言ったら、向こうは神戸から車で来たらしく、はるばるいらっしゃったんですね!と明るく答えて下さいました。今も元気にしてますでしょうか・・・ひと夏の一期一会でした。

 

山頂から下り、少し歩いた金刀比羅神社の近くに神奈様の飛び出し坊やがありました。

こちらが金刀比羅神社

車道に向かって走ってはいけませんよ神奈様!(裏葉の声)

この後AIRマップを見て足を運びましたが、うまい具合にシーンを見つけることができず・・・良い感じの写真があったのでいくつか下にアップしておきます。(振り返ると、撮り忘れもいくつかありましたね)

夏の畦道(このあたりを指していた箇所があったのですが、上手い具合に見つけられず)

観鈴と国崎が歩いていそうな堤防。この高さなら上を歩くことも可能です。

とある民宿の名前にご注目・・・

 

あとは、行きに撮り忘れた桂乃の飛び出し坊やを無事見つけました!ここは海風の影響を特にダイレクトに受けそうな場所でもあります。

 

一通り回り終え、香住駅に戻りました。この時夏の真っ盛り(お盆)。気温は余裕で30℃オーバーなうえ、湿度もかなりの高さ。その上ギンギンの日差しの中で自転車をこいでいて汗だくでした。

電車を待つプラットホームで一枚。

次に訪れた際にはカニをぜひ堪能したいです!

 

さて、撮影者の実力不足で短いのですが、香住編は以上です。が、まだやることが残ってます!!!!

それは何かといえば、通称”美凪列車”。ローカル線が橋梁を渡るモーメントをこの目に納めなければ真の意味で聖地を回れたとは言えない!特に3人の中で美凪推しの自分としては外すことはできないと思ったため、由良川(京都)まで戻りました。

13:58 香住駅発 JR山陰本線 城崎温泉

14:41 城崎温泉駅発 JR山陰本線 福知山行

15:04 豊岡駅発 京都丹後鉄道宮舞・宮豊線 西舞鶴

16:39 丹後由良駅

西日を浴びた特徴的な駅舎は記憶に残りました。

ここから由良川方面へ徒歩で10分程度行きますと、見えてくるのが由良川橋梁。

この時間に合わせたのはちょうど西舞鶴方面から来る列車がこの橋梁を渡る瞬間を撮るためです。

その瞬間は静かに訪れました。

AIR第十二話「そら~air~」Bパートより

*本来のアニメ版の進行方向とは逆向きなのですが、ご了承下さい。

背景で「青空」が流れているシーンのワンカットです。通称「美凪列車」とも呼ばれているそうですが、二人の乗った列車が橋を渡る場面です。ゴールした少し後のところなので、涙無しには見られません。

念願のシーンを撮り終え、丹後由良から西舞鶴まで行きました。

ちなみにこの乗った列車の内装が中々オシャレでしたので載せておきます。

列車は西舞鶴行と示していたのですが、鋭い方はこれが事実正しくないことはおわかりでしょう。

2018年当時、西日本では7月に豪雨被害がありました。その影響は広範囲に及び、私が利用した京都丹後鉄道も例外ではありませんでした。

参考ページ:

京都丹後鉄道、宮舞線で土砂流入や路盤崩壊 7月9日も全線運休 | レイルラボ ニュース

 

そのため、手前の四所駅で一旦電車を降りて代行バスを利用しました。大型のツアーバスでしたので、日本の細い道を通るドライバーさんの職人技は圧巻でした。

無事西舞鶴にたどり着き、そこから敦賀方面へ電車を乗り継いで小浜駅近くに一泊。

 

長い旅路でしたが、今回が実質的にAIR聖地巡礼シリーズ最終章になります。次の回ではちょこっとだけIn Summer編をお届けします。エピローグのような位置づけです。

「あとがき」もそちらの方に掲載します。

 

それでは。

 

2023年2月23日 冬と春の境目を肌で感じながら