晴天の雷電

日常の発見。Out of the blue

GWにゴールデンな旅をしよう(P4G聖地巡礼・八十稲羽)

どうも皆さんこんにちは、こんばんは。

今回はタイトルにもある通り、ペルソナ4の舞台でもある八十稲羽へ訪問した巡礼記になります。

舞台は山梨県の下吉田周辺、及び石和温泉甲府となります。

 

 

前書き

時は2024年のGW真っ只中。

通常富士山方面に向かう場合は、新宿から特急等を使っていく方法が主流ですが、時期的に空席が全くなかったです。そのため、通常のJR中央本線で高尾→大月まで行き、富士急行に乗り換えて下吉田で下車。

記録的な円安を更新し続ける中で、電車内や観光地には至るところに外国人観光客の皆様がひしめいておりました。午前中の早い時間帯ならまだマシだと思ってますので、巡礼の際は早めに回ることをオススメします。

高台

ここから線路をまたいで反対側に歩き、新倉山浅間公園の展望台へ。

御覧の通り、高台からは町全体を眼下に見渡すことができます。

P4にも出てきた高台に少し似ている雰囲気を感じられます。

この日の富士山は残念ながら雲に隠れて見えませんでした。(写真右側)

晴れていれば確実に”映える”景色になってます。

形状が若干似ていますが、もう少し似た場所があるかもしれません。浅間公園周辺の高台といえばここ一帯しかないため、雰囲気を味わうには十分かなと思います。

 

さて、頂上まで登ってきた道を下り、月江寺方面へと向かいます。

お目当ては小室浅間神社

神社

立派な鳥居がお出迎えしてくれます。

この神社、なんとあの天城雪子のペルソナでもある、コノハナサクヤヒメを祭っているのです!(正式には木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと))

P4ファンとしては、ぜひ一度訪れておきたいですね。ちゃんとお参りもしておきました。

境内にて見かけ撮った一枚。中央にかかる赤い橋と周りの緑が合わさって、非常に映りの良い写真となりました。

 

商店街

ここから徒歩で数分のところに、今回の旅のメインである月江寺大門商店街があります。


入ってすぐのところに、呉服店巽屋のモチーフと思われるお店がありました。

巽屋

過去のブログや情報を漁って調べてみたので、外観からしてここだと推測されます。お祭りの時などは町中に提灯がかかっていたりするそうです。

 

書店

ここはすぐにわかりました。P4の商店街に出てくる四目内堂書店とは少し形状が異なりますが、雰囲気は十分出てました。

 

惣菜大学

ここも過去のブログ等を参照して撮りました。既に看板は下ろされてしまっていますが、お店の名前からして昔はお惣菜などを売っていたのかもしれません。別の場所っぽい?という口コミもありますので、余裕のある方は周辺歩き回ってみると面白いかもしれません。

 

愛家

月江寺駅の近くの通りにある中華屋さんの並びが正に愛家っぽいです。特徴的な臙脂色の看板が目立ちます。まだ営業しているのかどうかはわかりませんでしたが、肉丼を食してみたいものです。

 

お昼は近場のうどん屋さんで、吉田うどんを食べました。うどん自体は極太でこしがあるのでボリューム抜群。山菜や野菜もあって、普段不足しがちな食物繊維もたっぷりいただきました。

 

商店街の聖地巡礼は以上になります。

ここから大月まで戻り、甲府方面に向けて電車に乗りました。

ちなみに中央本線ボックスシートを見ると、主人公が乗っていた電車のワンシーンが頭に浮かびました。実際私も窓際に腰かけて車窓の流れを眺めて浸ってました(笑)

 

石和温泉駅

この石和温泉駅ですが、2015年に現在の駅舎に改築されてしまい、以前の駅舎はもう見られなくなってしまってます。改築前は記事で取り上げられるくらい、八十稲羽の駅舎にそっくりだったのですが・・・残念ですがこれも時の流れですね。

(参考記事・ブログ)

中央本線石和温泉駅の新駅舎、3月25日から使用開始 | レスポンス(Response.jp)

https://www.retro-station.jp/04_koshinhoku/isawa_onsen.html

 

石和温泉では、観光案内所でレンタサイクルを借りることができます。

この時14時半過ぎだったので、速攻で借りて笛吹川へ。

鮫川河川敷

石和温泉駅からチャリで10分程度飛ばしたところにある一級河川笛吹川です。ここら一帯でこの規模の河川は他にないため、鮫川のモチーフはこの笛吹川で間違いないと思います。(ちなみに原作の鮫川二級河川です。)

原作同様、川の手前まで降りることができます。ちょっと遠目からのショットですが、段差のところは似てますね。

近くにガソリンスタンドが・・・らっしゃ~あせ~とか聞こえそうです(笑)

石和温泉駅前には、ジュネスならぬイオン(旧サティ)が。

屋上は残念ながら封鎖されていたため撮ることはできませんでしたが、結構年季が入ってました。フードコートはありませんでしたが、自称特別捜査隊のみんなが集まってる姿を勝手に想像してました。

足湯を満喫してレンタサイクルを返却し、甲府駅へ移動。

石和温泉から甲府へは電車で約10分と、今までの行程が嘘のように短く感じます。

 

沖奈駅北口

甲府駅エスカレーターが沖奈駅北口の入口のモチーフと言われてます。改修等で手すりの色が少し異なりますが、確かに雰囲気は伝わりました。人が捌けた時の奇跡のワンショットです。

 

おまけ

以上で聖地巡礼自体は終了です。

ここからはおまけになります。

山梨県の名物といえばやはりほうとう。これを食さねばと思い、駅の反対側にあるほうとう小作へ。幸い、こちら側は比較的空いており、夕方でも並ばずに入ることができました。

スタンダードなかぼちゃほうとうと、鳥のもつ。ビール等と合わせると絶品だと思います。(著者はあまりお酒飲まないので、このまま頂きました)

山菜たっぷりのほうとう鍋で、食物繊維をこれでもかというほど摂取できました。現代人に不足しがちな野菜やビタミンを豊富に摂ることができて幸せです。

このほうとう鍋ですが、2人~複数人でシェアするのが適切なサイズなので、一人だとやや多いくらいだと思います。ただ、全然一人でも入れるお店なのでそこは一目を気にする必要は全くありません!

 

甲府駅周辺に一泊し、翌日は武田神社へお参りに行きました。

甲府駅北口から、バスで10分もかからないです。一本道の坂を登っていくので、道もシンプルでした。

武田といえば、一時期戦国Basaraにドはまりしていた際に、よく真田幸村を使用していたので思わず親方様ァ!なんて声が聴こえないかなと期待してしまいました・・(笑)

ちなみに人生初の御朱印も頂きました。これを機に御朱印集めに走るのも悪くないかもしれないですね。

 

本当にさいごのおまけ!

なんと能の舞台が神社近くにありまして、その題目が”巴”でした。

この長鉈といい、まさしく里中千枝のペルソナですね!この旅で雪子と千枝のペルソナに偶然巡り合えたのはまさしく奇跡。人間一期一会。こういった偶然は大切にかみしめていきたいです。

 

あとがき

友人からペルソナを勧められてドはまりし、P5Rをクリアした後にP4G(Vita版)を購入しました。ちょうど4月に全クリし、八十稲羽で築かれた仲間たちとの絆物語に心を動かされました。

クリア後に色々情報を漁っていたらふと、もしかしてP5のようにP4も聖地が存在するのではないか?と思いさらに調べてみると、実際にその地を訪れている方々の備忘録に行きつきました。夢中で読み漁り、もう10年以上も経ってますがやはりこの目で実際に見て、肌で体感したいと思いこの1泊2日の聖地巡礼に赴きました。

何よりちょうど世間ではゴールデンウィークと呼ばれている大型連休。それならば、Persona 4 The "Golden"にかこつけて”ゴールデン”に行こうじゃないか!ということで、この短い旅に出ました。

時の流れもあり、先人たちが通ってきた情景そのものが現存しない場面もありましたが、それでもまだ健在のスポットもあったりして、改めて巡礼の楽しさを実感できました。

何より実際のキャラクターたちが話している姿や、モチーフとなるペルソナを心の中で思い浮かべたりすることが、本当にゲームの中の世界を疑似体験しているように感じられます。昨今では施設で大々的に仮想空間を設置したり、展示スペースで世界観の没入を図るいわゆる体験型のイベント施設が多く、アミューズメント性を追い求めるのであればそっちに行った方が瞬間的な楽しみの度合は大きかったりします。しかし、小旅行のような感覚で時間をかけながら外の世界と、ゲームやアニメに出てきた世界を重ね合わせて楽しむのも一つの醍醐味かなと思ってます。(その土地の観光スポットを回れば一石二鳥ですしね)

何より、聖地となる場所が少し離れている場合、道中で胸の高まりを覚えながらキャラクターが通ってきた道を追体験するという行為は、中々他では経験できない特別なものだと思います。(今回ならP4主人公が電車を使って都会から八十稲羽に初めて訪れるシーン)

本文中でも少し述べていますが、時間の経過で一部の建物や情景はもう見られなくなってしまっているものもありました。世の中千変万化とはいいますが、正にその通りで自然も景色も絶えず変化し続けている今日この頃です。特にローカル色の強い場所では、数年前のものが既に無くなっていたりして軽くショックを覚えることも少なくありません。依然としてその姿を残しているものも数多くありますが、近い将来ふとしたきっかけで無くならないとも限りません。(あまり悲観論者めいたことを言うと気が落ち込んでしまいますので、この辺で・・)

そういった状況も踏まえると、やはり思い立ったら吉日、熱い想いに動かされた時に勢いで巡礼に出てみるというのが個人的にはベストな選択なのかなと思います。いつ自分自身が忙しくなったり、行けなくなるともわかりませんからね。

色々書いてきましたが、やはり聖地巡礼は一つの旅であると思います。未知の土地を訪れるワクワク感、世界観を同じとする情景に出会えた時の高揚感、そしてそれをこのように記録に残す達成感。他では味わえない人生の糧を手に入れられるといっても過言ではないのでしょうか。

これからも巡礼の機会があればこうしてブログを更新していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

尚、聖地巡礼をするにあたって

1.住宅街であるため、地元の人に迷惑をかけるような行為(騒いだり、大声を出したり)はしない

2.観光地、公共施設でない場所での撮影や訪問には注意する

3.人が多い場所においての行動は慎重にする

の3点を忘れずに楽しく、正しく巡礼されることを願っております。

 

2024.5.9. 冷え込む5月の夜にて